Datadogの通知先をSlack のユーザーグループにして必要な人にだけメンションする方法
目次
背景
アラートの通知先を Slack にしている方は多いのではないでしょうか。
Datadog のようなモニタリングツールを使うと簡単に Slack 通知が出来ますが、何でもかんでも連携してしまって大事なアラートが埋もれてしまった、自分に関係のない通知がメンションされてしまうという経験をした方もいると思います。
この際、アラート通知専用のSlackチャンネルを作成して必要な人だけに参加してもらう方法もありますが、今回は以下のようなケースに最適です。
- 通知するSlackチャンネルには、開発者・運用者など複数の属性の人が参加している
- 通知に応じて、開発者のみメンションする・運用者のみメンションするという区分けをしたい
Slack のユーザグループとは
(引用)
ユーザーグループは連絡を一度に受け取る必要があるワークスペースのメンバーで構成されています。たとえば @マネージャーなど、ワークスペースの他のメンバーをメンションするのと同じ方法で、グループ固有の名前をメンションすることができます。
引用元:Slackの使い方-ユーザーグループを作成する
ユーザグループを作成することで1個のメンションで複数の人にメンションを行うことができます。部署やチーム単位で作成するケースが多いと思います。
Datadog の通知先にユーザグループを追加する方法
まずはユーザグループを Slack 上で作成します。上記の引用元に記載されているとおりデフォルトの設定ではワークスペースのオーナーと管理者だけ作成できませんので注意してください。
ユーザグループを作成したらグループ ID を取得してください。
補足:ここが躓きポイントでした。グループID は API 経由でないと取得できないものと勘違いしており試行錯誤ましたが、上記方法で簡単に取得することができました。
グループ ID を取得したら Datadog の MESSAGE の欄に <!subteam^グループID> と記述してください。
補足:あらかじめDatadog と Slack を連携させておく必要があります。
以上の設定で、ユーザグループのメンションが付いて Slack に投稿されるようになります。
まとめ
Slackのユーザグループを利用して、特定の属性(運用者など)のみにメンションする方法をご紹介しました。
躓いたところもありましたが、簡単な設定で連携できてとても便利ですね!
このような機械的な通知も含めて、コミュニケーションをSlackに集約すると業務効率が上がりますのでぜひお試しください!
※こちらの個人Blogから一部改変して転載しています