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Our Mission DX時代にあるべきITインフラのあり方を実現する「Re:Design」とは

Sharing our thoughts on the ideal
IT infrastructure that should be in the age of
digital transformation.

ITインフラを活用したサービスが「本当に行くべき未来」を示していきたい

X-Tech5は、クラウド系のSIとしてAWS(Amazonが提供するクラウドサービス)の導入・運用の第一線で豊富な経験を積んできたメンバーが集まり、2019年8月に創業しました。我々はそれより10年ほど前、クラウドが世界で広がりはじめた頃からクラウドの可能性に着目し、日本のクラウド市場をリードしてきました。当初、「クラウドは本番環境には使えない」という認知が多数を占めていましたが、今やクラウドファーストがあたりまえとなっています。これからは業界をリードしてきたノウハウを基に、ITシステムをクラウド時代の技術で生まれ変わらせるサービスを提供していきたいと考えています。

ITシステムはオンプレミス(システムのハードウェアを使用者が自社保有物件やデータセンター等の設備内に配置・導入し、主体的に管理する運用形態)で所有せず、利用するクラウドへの移行が急激に進んでいます。オンプレミスからクラウドへの変化は、運用のあり方にも変化をもたらし、結果エンドユーザーの利便性にも大きな影響を与えます。

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しかし現実はどうでしょうか?

クラウドに移行したとしても運用は従来のまま、エンドユーザーの利便性に何ら寄与できていないというのが実態ではないでしょうか。その点において革新的な変化を促していくことが、我々の役割であると考えています。

ではクラウド自体に求められる変化とは何か。

例えば「オブザーバビリティ」が挙げられるでしょう。従来は「モニタリング(監視):何が起きているのかを見続けること」が主流でした。CPUが100%に貼り付いた、ディスクの容量が不足した、サービスが停止した、という視点です。運用はこれらの事象発生に対するリアクティブな対応が常識でした。何か起きてから治せば良い。それでエンドユーザーの利便性に寄与できるでしょうか?

「オブザーバビリティ」は、速やかな予防保守を行い、ユーザー影響を最小限に留めるために「何かが起きた時になぜそれが起きたのかを把握する」ことに軸足を置きます。これはまさにクラウドだからこそ実現できる、クラウドの利点を活かした運用と言えます。

我々はITインフラの構築サービス提供者として、ITインフラを活用したサービスが「本当に行くべき未来」を示していきたい、また、示さなければいけないという使命感を持って、X-Tech5という会社を立ち上げました。そして、我々だけがそれを発信していくのではなく、社会に広めていくために賛同してくれる人達と協力して、新しいことをやっていきたいと考えています。

A New Era of IT Systems.

X-Tech5が提供するITシステムの新しい時代

我々がいま提供しているサービスは、これまで我々がリードポジションで培ってきた経験を、これからクラウド事業をやりたいと考えるプレイヤーの方々に、エンジニアリングを提供することです。

近年、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が叫ばれ、ITを活用したビジネスが加速的に進んでいます。ビジネスのスピード感がこれまで以上に高まっていく中、ITシステムの導入から運用の在り方まで、なにもかもが従来のやり方では追いつかなくなっているのを感じている方も多いと思います。

ビジネスの変化のスピードが加速し「ユーザー・エクスペリエンス(ユーザーが望む「体験」)を適切に提供していく」のはもちろんのこと、本来ビジネスとして目指す「ユーザーの期待を上回るサービス」を提供していくことのハードルは、ますます上がっています。

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DXとは、これまでITが使われていなかった部分に、ただITを導入すればいいというわけではありません。しかし、現状はそれで満足している部分が大半という現状があります。

我々が本来目指すべきITの世界は、ITを使うことでより便利になることであるはずです。そのために、何かが起こったときに対処していてはもう遅い。これまでに起きたトラブルケースを蓄積し、事前にトラブルへの対策を持ちながら対応していく必要があります。そして、そのケースは常にアップデートしていかなければいけません。

そこで、現在我々が注力しているのが、そのノウハウを提供するサービスです。しかし我々が直接コンサルティングするだけでは、できる件数も限られます。そこでコンサルティングできる仲間をどんどん増やし、ケースをさらに蓄積していくことで、さらにアップデートされたITシステムを提供していくことができると考えています。

ITシステムはこれまでのように「一度作ったら終わり」ではありません。常にアップデートを繰り返し、その瞬間、瞬間で最適な状況に育てていかなければならないのです。

X-Tech5が提供するITシステムの常にアップデートを繰り返し、その瞬間、瞬間で最適な状況に育てていかなければならない時代

Constantly update, you have to bring up the optimum situation at that moment.

Redesigning the System as the Times Change.

時代の変化とともにITシステムを「Re:Design(再定義・最適化)」する

時代は刻々と変化し、エンドユーザーのニーズもどんどんと変わっていきます。しかし、ある時点をスナップショットしてモノとして一旦実装してしまうと、すぐに変えることはなかなかできません。クラウドが生まれるまでの長い間、我々はそうやってさまざまなシステムを作ってきました。誰の助言も受けることなく、その呪縛から逃れるのは、なかなか難しいことでもあります。

システムに限らず、業務プロセスもまた、ある時点で「これが正しい」と一度決めてしまうと、5年、10年先もそのまま変わることがありません。しかし、今の時代で5年も経てば、時代遅れになってしまいます。

我々のミッションである「Re:Design(システムの再定義・最適化)」とは、10年どころか5年も放置することなく、そのスナップショットを瞬間、瞬間で切り取り続けることです。今その瞬間、その時代をITシステムやサービスに反映させ続けていくことです。

ITインフラの世界は、2000年頃までは10年単位で変わらないものでした。しかし、2010年からは5年単位くらいで変化するようになり、2020年代になると、3年単位で変化していかなければいけない時代になっています。このように徐々に変化が激しくなっていく環境では、新しく参入してくる人たちが最新の状況に対応していく一方で、以前からやっていた人たちは古い状況に取り残されるというグラデーションが起こってきます。

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そこで取り残されることなく、常に新しい状況へ対応し続けていくことこそ、「Re:Design」のコンセプトでもあります。

クラウドが誕生し、ビジネスの変化のスピードは加速しました。親和性の高いOS、便利なツール、外部連携するようなサービスなどすべてがつながっていくIT周りの変化は、クラウドが起こしたと言っても過言ではありません。しかし、実はITが広まったことでビジネスの変化は既に年々加速しており、その解決策のひとつとして生まれたのがクラウドでもあります。ビジネスの変化スピードに追いつくために次に必要となるのは、クラウド活用を最適化していくことです。

繰り返しになりますが、時代と共にビジネスがどんどん変化していく中、なかなか変われない人もいます。その変われない人達に対して、どう運用に落とし込むか、どうシステムに落とし込むかということを常に伝え続けていく、業界をバージョンアップし続けていく役割を担うことが、我々の使命だと考えています。

そのために、我々が見ている視点は常に2~3歩先でありながら、0.5歩先の技術を提供し続けます。つまり、時代の大局を見ながら、エンドユーザーが求めるジャストの少し先を常に提供し続けていくことが大切だと考えているのです。

業界をバージョンアップし続けていく役割を担うことが、我々の使命

Our mission is to play a role in continuing to upgrade the industry.

Re:Design Example.

リデザインの実例

急激にトランザクションが増加し、サーバが止まってしまうことがよくあります。この場合の「ITシステムの最適化・最適化」とは、その増加の可能性を事前に予測し、どのようなケースでトランザクションが増加する可能性があり、そのときにどうすれば回避することができるのかを事前に準備しておくことです。

それはLINEとメールのスピードの違いと同様です。LINEの場合、プッシュ配信された瞬間にいきなりアクセスが100倍に増加します。しかし、それから15分くらいで徐々に落ち着いていき、1~2時間後には通常の2~3倍程度になります。ところがメールの場合は、届いてから見るまでのタイミングがバラバラなので、LINEと同じ数を送信してもいきなりアクセスが100倍に伸びたりしません。みんながメールをチェックする時間帯に向けてジワジワと伸びていきます。

こうしたユーザーの行動を経験から判断し、クライアントがやりたいビジネスに合わせてシステムを提案していくことが一番大切です。本来ならばこのように「ユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)を中心にした考え方」をするのが当たり前であり、当たり前でなくてはいけないはずなのです。

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しかし現実はどうでしょうか?

当たり前の世の中にしていきたいし、していかなければならないと考えています。しかし、普段からどうしたらそれを実現できるのかを考えていなければ、決して実行できません。それを常に考え、アップデートしてきたからこそ、我々は現在実行できる状況にあるのです。

一番大切なのは、アクセスしたユーザーが「もう二度と使いたくない!」とならないこと。 デザインやインフラで、それをどう実現していくのかを考えることです。

我々が担当するインフラでは遅延が起きないこと。また、バグが起きているなら早く気づくことです。バグにできるだけ早く気づくためには、なにをモニタリングしなければいけないか。サーバが止まった時に気づいていてはもう遅いのです。

アクセス数を定点的にモニタリングし、表示までの時間を計測します。また、エラーレートが0.01%発生したら、用意していた対応策を発動させます。そのように、変化の兆しを追いかけて先手を打って対応していくことが必要になってきます。

ITシステムを作成する当初から、人がミスをすることを前提に設計することで、これまで通りに設計したものとはまったく違ったもの(ITシステム)ができあがります。我々の提供するサービスでその違いを、ぜひ体験していただきたいと思います。