Googleカレンダーの予約スケジュール機能で祝日を除外する方法
Googleカレンダーの予約スケジュール機能は、ユーザーのカレンダー上の空き時間を自動的に抽出して予約枠として提示し、外部の方にも簡単にスケジュールを共有・予約してもらえる便利なツールです。
しかし、現状では祝日を予約候補から除外する機能が提供されていないため、意図せず祝日に予約が入ってしまうことも。そこで本記事では、祝日を予約候補から除外するための具体的な方法をステップごとに解説していきます。
Table of Contents
1. 祝日用のカレンダーを作成する
最初に、祝日のスケジュールをまとめるための専用カレンダーを新たに用意します。
ここでは例として、Googleカレンダーが標準で提供している「日本の祝日」カレンダーを複製する手順をご紹介します。
- Googleカレンダーを開く
- 左のサイドバーにある「他のカレンダー」または「マイカレンダー」のメニューから「+」ボタンをクリックし、「新しいカレンダーを作成」します。今回は「祝日除外用」という名前で登録します。
- 作成したカレンダーを選択し、イベントを登録できる状態にしておきます。
ポイント
「日本の祝日」カレンダーをそのまま予約候補から除外対象にすることはできないので、必ず祝日を「複製」する必要があります。
2. 祝日を「祝日除外用」カレンダーに複製する
続いて、Google公式の「日本の祝日」カレンダーに登録されている祝日を、先ほど作成した「祝日除外用」カレンダーへコピーします。
- 「日本の祝日」カレンダーを表示
デフォルトで表示されない場合は、「他のカレンダー」から追加します。 - 祝日を複製
「日本の祝日」カレンダー上で祝日をクリックし、ゴミ箱マークの右にあるオプション(3つの黒い点)から「祝日除外用」にコピーを選択。
イベント詳細画面が開くので、「予定なし」を「予定あり」に変更。
「保存」をクリックすると、同じタイトル・日付で「祝日除外用」カレンダーにイベントが作成されます。
「予定なし」のままだと、システムは「空き時間」とみなし、予約候補として公開してしまうので要注意です。
3. 予約スケジュール作成時に「祝日除外用」カレンダーを対象に追加する
最後に、実際の予約スケジュール作成時に、自分やメンバーのメインカレンダーと併せて「祝日除外用」カレンダーもスケジュールの空き確認対象に設定します。
- Googleカレンダーの予約スケジュール作成画面を開く
- 「カレンダー」の「カレンダーで空き情報を確認する」にて、**メインカレンダー + 祝日除外用カレンダー**を選択
- 予約枠の日時やゲストへの共有など、必要事項を設定
- 予約スケジュールを保存・公開
こうすることで、祝日に「予定あり」として登録された時間帯は自動的に**予約枠の候補外**となり、祝日の誤予約を防げます。
4. まとめ
自分のカレンダーに祝日を登録しても良いのですが、上記のように「祝日除外用」カレンダーを作成すると、組織内で他のメンバーも同様に祝日を対象外にすることができます。併せて、年末年始やお盆など、会社の休業日も登録しておくのもよいでしょう。
以上、Googleカレンダーの予約スケジュール機能で祝日を除外するための具体的な手順についてご紹介しました。皆さんのスケジュール管理がよりスムーズになる一助となれば幸いです。
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