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Blog X-Tech5エンジニアがお送りするテックブログ
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AWS re:Invent 2024体験記①:参加動機とラスベガスでの英語の挑戦記

2025年1月4日 

この記事はAWS re:Invent 2024体験記の第1部です。全3部作となっておりますので、興味のある方はぜひ他の記事もご覧ください。

はじめに

X-Tech5でSREとして働いている菊池宣明と申します。現在この会社で3年目を迎え、日々サービスの信頼性向上や運用効率化に取り組んでいます。AWS re:Inventへの参加は今回で2回目ですが前回は残念ながら現地で新型コロナウイルスに感染し、ほとんどのイベントに参加できませんでした。そのため、今回は「リベンジ」という気持ちを込めて臨みました。

AWS re:InventはAWSが主催する世界規模の技術カンファレンスで、最新技術の動向を学ぶだけでなく世界中の技術者と交流できる貴重な場です。この場で得られる知識や経験は自身の成長に直結すると考えており、今回も大きな期待を胸に参加しました。

この記事ではAWS re:Inventへの参加動機や準備過程、特に英語学習を含む準備方法についてお伝えします。これから参加を検討している方や興味を持っている方にとって、少しでも参考になる情報を提供できれば幸いです。ぜひ最後までお読みいただければと思います。

参加の動機

私がAWS re:Inventへの参加を決めたきっかけは、会社の慣習として毎年お客様をAWS re:Inventにご招待していることにあります。今年も1名のお客様をお招きし、私はその方のアテンド役として同行することになりました。さらに出発前にCTOの馬場さんから「モチベーションや体験、発見を得てきてください」と励ましの言葉をいただき、これを自分自身の成長の機会として最大限に活かそうと決意しました。

AWS re:Inventは最新技術のトレンドを直接学びながら、世界中の技術者たちと意見を交わし交流することができる場です。このようなカンファレンスに参加することで日々の業務に役立つ新しい知識やアイデアを得られるだけでなく、自分の視野を広げる貴重な機会になると考えました。

また個人的な挑戦として、国際的な場で英語を使ったコミュニケーションを積極的に行うことを目標に掲げました。英語力を試すと同時に異文化の中での対話を通じて新しい視点を得ることで、自分自身のスキルをさらに高められると期待していました。

以下は、内容を整理しつつ適切にまとめた文章です。

英語力向上への準備プロセス

AWS re:Inventへの参加を前に英語力の向上に力を入れました。これは、以前ラスベガスを訪れた際に英語が通じず苦労した経験があったためです。その反省を活かし今回は事前準備として具体的な英語学習計画を立てました。

英語学習の方法

英語学習の主なツールとして使用したのはスマートフォンアプリのDuolingoです。このアプリは短時間で学習が可能で毎日5分程度の学習を続けることで、約1年間で総計1,700分にわたる学習を達成しました。こうした小さな努力の積み重ねにより、少しずつ英語の理解力が高まってきたと感じています。

また実際にラスベガスを訪れた際、前回よりも英語に耳が慣れるまでの時間が短縮されたと実感しました。さらに日常的なコミュニケーションや買い物もスムーズに行うことができ、英語に対する自信を得ることができました。

課題とサポートツールの活用

一方でAWS re:Inventのセッション内容を完全に理解するのは依然として難しい状況でした。スライドがあるセッションではなんとか内容を追うことができましたが、参加者同士の対話が中心となるチョークトークのようなセッションではスライドが用意されていないことが多いため聞き取りが難しい場面が多くありました。

そこで活用したのがリアルタイム翻訳ツールのポケトークライブ通訳です。このブラウザ上で動くアプリはiPhoneやiPad、MacBookなどで使用でき、リアルタイムの翻訳だけでなく文字起こしした内容をダウンロードすることもできます。そのためセッション後に内容を振り返る際に非常に便利なツールでした。

実際の現地での挑戦

翻訳ツールを活用しながら現地エンジニアとのディスカッションやグループワークにも臨みました。しかし、複数人でのディスカッションの輪に入るのが難しく孤立してしまう場面がありました。翻訳ツールは非常に有用でしたが、対面での会話にはやはり自分自身の英語力をさらに向上させる必要があると痛感しました。

今後の学びと次回への教訓

今回の準備プロセスを振り返り、得られた成果と課題から次回への教訓をいくつか得ました。

まずDuolingoを活用した学習については、短時間でも毎日継続することで確かな効果を実感できました。このため、今後も引き続きDuolingoを利用して英語の基礎力を高めていきたいと考えています。

一方で複雑な英語のリスニングやリーディング力をさらに鍛える必要性も感じました。特に、AWS re:Inventのセッションやディスカッション内容をより深く理解するためにTOEICなどの試験に挑戦し学習範囲を広げたいと考えています。これによりビジネス英語や技術的な専門用語への対応力も向上させることを目指します。

またDuolingoではスピーキング練習の機会が限られているため、英語を話せる妻の協力を得ながら家庭内で英語を使う練習を取り入れることを計画しています。日常的に英語を話す環境を作ることで、スピーキング力の向上に繋げたいと考えています。

これらの取り組みを継続しながら次回のAWS re:Inventではさらに積極的に英語を使いこなせるようになり、現地での体験をより充実させたいと思います。

おわりに

AWS re:Inventへの参加を通じて技術的な知識の獲得だけでなく、自分自身の成長につながる多くの経験を得ることができました。特に英語力向上のために取り組んできた準備や現地での挑戦を通じて、国際的な舞台でのコミュニケーションの難しさと重要性を改めて実感しました。

またセッションやネットワーキングイベントに参加する中で、世界中の技術者たちがAWSをどのように活用して課題を乗り越えているのかを学ぶ貴重な機会を得ました。これらの知識や経験を日々の業務に活かし、より価値のある成果を生み出していきたいと考えています。

今回の参加を振り返ると、まだまだ改善すべき点や克服すべき課題が多くあると感じています。しかしDuolingoや翻訳ツールを駆使して前回よりも自信を持って行動できたことは、自分自身の成長を感じられる一つの成果でもありました。

次回の参加ではさらに英語力を高め、より積極的にセッションやディスカッションに参加できるよう努力を続けていきたいと思います。この経験がAWS re:Inventを初めて検討している方や同じような課題を抱えている方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!